これからの課題


・難治性
アルコール依存症は未だ治せない。

・治療資源不足
アルコール依存症は増加しているが、援助できる医療機関が増えているとは言えない。

・病棟運営の難しさ
稼働率が他の病棟より低いことが多い。
都内では、この20年、専門病棟が維持できなくなり、混合病棟化が進んだ。

・合併する依存症
ギャンブル、ネット、買い物など増加する依存症に、援助機関が追い付いていない。

・他の疾患や発達障害の合併
合併があると援助の谷間に埋もれがち。

・家族援助
子供への虐待・育児放棄、家族の高齢化。

・地域連携
献身的な先駆者によって連携がなされる地域があるが広まらない。

・研究
依存症領域の研究者は年々減少している。
NIAAA(National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism)のような研究所が必要。

・マンパワー
精神科専門医の資格をとるために依存症の研修が義務化されたので研修医は沢山来るが、専門医を目指す人はなかなかいない。
異動が多い職場では専門性をもった看護師が育ちにくい。

・使われる費用
アルコール健康障害対策基本法による2014年度予算は1500万円。
2013年の「飲料・嗜好品」のマーケティング費用は、207億円。

・マーケティングの進化
アルコールを製造・販売する側のマーケティングも年々進化している。